平成28年6月30日日々輝だより

日々輝学園高等学校だより
=平成28年6月30日発行=
(1) 「わかる・できる」という実感を大切に、「学ぶ力」を高めます。
(2) 組織的・多角的なメンタルサポートで、「心の力」を引き出します。
(3) さまざまな体験学習を通して。「社会とかかわる力」を培います。
(4) 多様な進路指導を展開し、主体的に進路を選択する態度・能力を養います。
横浜校校長 森田 真
輝ちゃん
〒224-0041 横浜市都筑区仲町台 1-10-18 ℡(045)945-3778
Hp: http://www.hibiki-gakuen.ed.jp
Email: [email protected]
初夏の季節に修学旅行と体験学習を楽しみました!
横 浜 校 校 長
森 田
真
早くも7月の声を聞く季節となりました。真夏のような暑さと雨交じりの日とが交互に続きま
すが、一雨ごとにアジサイの花の色も鮮やかさを増して夏が近づいてきます。
5月末の中間テスト、その後の追試と気分が滅入る催し物が終わりました。期末テストもあり
ますがそれに備えつつ、夏休みに向けて気持ちを切り替えて、1年生や2年生はボランティアへ
の挑戦、大学や専門学校のオープンキャンパスへの申し込みなど前向きに過ごしていただきたい
と願います。3年生は一日一日と卒業が近づいてきます。今まで以上に満足できる高校生活が送
れるように準備をしましょう。また、4月からの進路実現に向けて精一杯の努力をしましょう。
もちろん楽しむことも大切です。長い休みにしかできない楽しみを見つけて思い切り充実した夏
休みを過ごしてください。
さて、5月末に3年生の修学旅行、6月初めに2年生の体験学習がありました。その感想を書
いていただきましたので紹介いたします。6月下旬の1年生の体験学習も無事に終わり、たいへ
ん実り多き2泊3日であったことをここにご報告いたします。
「楽しく充実した修学旅行」
修学旅行実行委員長 3D 井澤 茉莉乃
沖縄への修学旅行は、ずいぶんと長いようで、短く感じた5日間でした。
戦争で亡くなった大勢の方々の名前が彫られた黒光りする平和の礎が整然と並ぶ「平和記念公
園」や本当に大きなジンベエザメが悠々と泳ぐ「美ら海水族館」などへ行き、また、沖縄ならで
はのマリンスポーツや、風鈴作りなどの様々な体験をすることができました。
その中で私たちの心の中に最も印象に残っているのが2泊3日の民泊体験です。最初は沖縄の
家庭ではどのような暮らしをしているのか、受け入れ先の家庭はどんな家族なのかわからない状
態で、誰もが不安な気持ちでいっぱいでした。
ところが、受け入れ先のご夫婦は、とても優しい方で、親切にそして温かく迎えてくれました。
そのうえいろいろな所へ連れていってくれたり、多くの文化について教えてくれたりしました。
最初に感じていた不安はいつの間にか跡形もなく消えていました。
あっという間の3日間で時間が経つのが早く、とても名残惜しかったです。この5日間の修学
旅行で横浜では普段できないような経験をたくさんして、忘れられない5日間となりました。
「2年体験学習を通じて」
体験学習実行委員長 2A 高梨 拓海
今回の体験の目標は、新しいクラスの人と親睦を深めることでした。私もそうでしたが、クラ
ス替えをしてすぐの頃は様々な不満や不安があった人がほとんどだったと思います。ですが、今
回の体験では今まで話した事がない人ともたくさん話せたように思います。
1日目は異文化交流が開桜館であり、その後宿舎に行き夕食後に栃木弁カルタをやりました。
栃木弁カルタでは思った以上にまじめにやる人が多く、自分のクラスの人達と楽しくできました。
2日目の午前は飯盒炊飯で、火起こしが思いのほか難しく苦労しました。午後のプログラム別
メニューでは『ユニカール』という室内版カーリングをやりましたが、その後に岡田先生主導の
元、何故か始まったサッカーも楽しかったです。その後宿舎に戻り夕食後にクラスレクをやりま
した。自分のクラスでは自分達で考えた体全体を使った伝言ゲームをしました。クラスの皆にゲ
ームの趣旨が伝わるか心配でしたが皆で楽しんでくれました。
3日目は宿舎の方々にお礼をし、足尾銅山に向かいました。足尾銅山ではトロッコに乗り鉱内
を見学し、様々な歴史を肌で感じる事ができました。その後の閉会式も滞りなく終えることがで
き、私も体験学習実行委員長の役目を果たす事ができ良かったです。
今後はまだまだ色々な行事が残っています。これから二年間過ごす仲間と共に乗り越えていき
たいと思います。
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● 1年生より
1年生は、先週体験学習がありました。初めての宿泊行事を終えて、みなさんはどのような感
想を持ちましたか。出発前は緊張していた人もいたようですが、帰ってきたときは笑顔が増えて
いたように思います。今回のテーマは、相互理解でした。普段教室で過ごしているクラスメート
と寝食を共にし、今まで気づかなかった良いところを発見することもあったことでしょう。3日
間過ごすことにより、きっとお互いに理解が深まったことと思います。期間中は、異文化交流、
エンカウンター、カヤック、うどん、陶芸、クラスレク、東部ワールドスクエア見学と、様々な
メニューに取り組みましたね。初めて行った体験も多かったと思いますが、どのメニューにも一
生懸命取り組んでいたみなさんの姿が印象に残りました。
今回の体験学習では、みなさんがこれまでにない経験をしたことで成長できた部分が多々あっ
たと思います。クラスメートとの親睦も深めることもきっとできたはずです。この3日間の経験
を自信にして、今後の高校生活にぜひ活かしてほしいと思っています。
● 2年生より
今週から2年生になってはじめての三者面談がスタートします。これまでの期間を振り返り、
保護者の方と共有できるチャンスです。2年生ということで卒業後の進路に向けての話も少しず
つしていく必要があります。そして、いままでの学校生活をこの機会に振り返ってください。遅
刻・欠席は増えていませんか?授業態度はどうですか?学校や社会のルールは守れていますか?
人は振り返ることをしないと、そのままになり、あきらめて後悔してしまうものです。うるさい
や面倒くさいといった理由でいま自分のやるべきことから目をそらさないでください。前向きな
三者面談になるように、いまのうちから何を話すべきか整理しておきましょう。
さて、三者面談が終わると、4日間の予定で前期の期末試験が実施されます。2年生は1年生
と違い、コースによって8~10科目の試験が実施されます。前日だけの勉強では満足のいく結
果は得られないでしょう。また、今回のテストの結果が前期の成績や夏休みの補習にも関わって
きます。1年生のときにつらい思いをした人はそれを忘れずに準備しましょう。
● 3年生より
中間テストが終わり、進路に向けた動きが本格的になってきました。6月30日から三者面談
も始まります。ご家庭で進路の話は進んでいますでしょうか。進路は、本人だけで決めるのでは
なく、必ずご家庭で話し合い、三者面談でお話を伺っていきたいと思います。進路決定が進み、
書類を提出する日程などが決まりましたら、必ず事前に担任へお知らせください。提出に向け、
下書きや面接練習など準備をしていきます。また、まだまだ進路へ気持ちが向かないというお子
様もいらっしゃると思います。まずは、目の前の期末テストやレポートなど卒業へ向けた一つ一
つのことを一緒に進め、その後進路へと進めていく予定です。周りの生徒が進路へ着々と進んで
いく中、不安や悩み、焦りが出てくる時期になってくると思います。進路の事だけではなく、何
かお気づきのことがありましたら、遠慮なく学校までご連絡ください。学年一丸となってサポー
トしていきますよろしくお願いいたします。
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18歳に選挙年齢が引き下げられました
今回の参議院選挙から、18歳に選挙年齢が引き下げられて実施されます。日々輝学園では、
「私
たちが拓く日本の未来」という冊子を配布して、以下のような指導を公民の授業やLHRなどで
行っています。よろしかったらご家庭でも冊子をご覧になってお子様とお話をなさっていただけ
れば幸いです。
(※2、3学年については昨年度に配布済みです。1学年については年度末に配布
し、LHRの中で説明する予定です。)
冊子「私たちが拓く日本の未来」(※総務省・文部科学省
刊)について
☆平成 27 年6月公職選挙法が改正し、選挙権年齢が引き下げられ、18歳から選挙権を持つようになりました。
☆それでは選挙権を持つとはどのようなことなのでしょうか?
☆また政治に対してどのように関わればいいのでしょうか?
1、選挙権が有る=有権者
有権者になることで、選挙で代表者を選び、その代表者が国会で政治を行います。
・政治=税金の使い方を決めたり、外国との約束事を決めたり、新しい法律を作ったりすること
つまり間接的に予算を何に使うか、どのような法律を制定するかを決めていることになるのです。
☆選挙権はとても重要な権利である
☆選挙権がなかったらどうなるでしょうか?→選挙権がなければ勝手に政治が決まってしまう
☆でも近年、この大切な選挙権を使わない人が多い。
2、投票率の低下
現在、投票率が下がっている(p24 図)
特に 20 代の投票率は 32.6%(p25)で3人に1人しか投票していない状況である。
★これが拡大するとどうなるか?
→「若者の投票率が低くなると若者の声は政治に届きにくくなってしまう(p26 下の方)」
★政治家は投票率の高い年代に有利な政治を行うと約束する。
→現在、投票率の高い60歳代や50歳代の意見が日本を動かしている。
★若者が投票しないと若者の意見で日本が動かない!
→だから、選挙に行こう。
※世界の選挙権年齢は?→世界では9割近くの国が 18 歳以上に選挙権を与えている(p27)
3、選挙運動とは何か?
・18 歳になると選挙運動ができる(p13)
→ビラ配りや電話などで候補者を支援する運動。最近ではツイッター、フェイスブックも OK。
※でも不特定多数に配信できる電子メールを使う選挙運動は禁止されている。
☆実際に政治に関わる活動に参加している高校生もいて、ニュースになっています。
☆同じ高校生としてある程度の関心を持って政治に関わっていきましょう。
4、選挙運動の注意点
★18歳未満の選挙運動は禁止(p12)
選挙に関心を持つことはいいことだが、18歳未満は選挙運動に参加することはできない。
★だから、みんなも気をつけてね。
5、今、身につけるべき力とは?
これからの日本を背負うみんなに求められている力が4つあります(p30)。
「政治に対して無関心にならず、
どんな国にしたいかを考えて、
周囲と話し合う力が求められている!」
☆みなさんにとって最初の選挙は夏の参議院選挙です。ぜひ投票に行きましょう。