原田英代 トーク&ミニコンサート in 防府 2016 年 7 月 10 日(日) ■第 1 部 18:00~19:00/■第 2 部 19:30~20:30 防府天満宮 参集殿 (山口県防府市松崎町 14-1) 会費(税込) 3,000 円 *お茶・お菓子付き お申し込み/お問い合わせ 英代&フレンズ 防府事務局 桜井写真店 TEL: 0835-22-2389 FAX: 0835-23-8775 E-mail: [email protected] ■第 1 部 〈ロシアはドラマティックがお好き!〉 ロシア人はドラマティックな表現を好む民族です。そして、彼らが「ドラマティック」と思うものは、アメリカやヨーロッ パにおけるそれとは質を異にします。一体、何が違うのでしょうか?それには、ロシアの歴史を紐解くと、驚くべき 事実が浮かび上がってきます。私の拙著「ロシア・ピアニズムの贈り物」の第 1 章に記しました内容を、詳しく、解 りやすくお話ししながら、絵画やロシア民謡と共にロシアのドラマ性を解明していきたいと思います。また、シェー クスピアの「ハムレット」映画をローレンス・オリビエ主演のイギリス版とスモクトゥノフスキー主演のロシア版でご 覧いただき、映画におけるドラマ性の違いを見ながら、さらにロシアの特異性について見ていきます。「ハムレッ ト」のあらすじをご存じなくても、大丈夫!きっとお楽しみいただけることでしょう。 ■第 2 部〈心と身体が生み出す響き〉 人間の身体には数知れない可能性が宿っています。その探求は、永遠に行われることでしょうが、どうも鍵を握っ ているのは、いかに身体を緩めることができるか、ということに尽きるようです。「緩んだ身体を駆使した第一人者 は宮本武蔵」と主張する身体意識研究家の高岡英夫さんとの知己を得て、ますますこの問題に深く迫るようにな った私は、わが恩師メルジャーノフ教授の教えんとしたことが、より理解できてきました。今回はこの内容もお伝え しながら、身体をいかに使うことが響きに良い影響を生み出していくかお話し、ロシアのドラマティックな響きを生 み出す方法を探りたいと思います。 ■プログラム ショパン:ノクターン op.15-2 / ショパン:幻想即興曲 op.66 メンデルスゾーン:無言歌集より「デュエット」 op.38-6 ラフマニノフ:プレリュード op.32 No.5, 12 & op.23.No.4, 5 ※曲目等が変更になる場合もございますので、予めご了承くださいませ。 原田英代 (ピアノ) 東京芸大、同大学院を経て、渡欧。モスクワ音楽院のメルジャーノフ教授の下で研鑚を積む。84 年ジュネーヴ国際音楽コンク ール最高位、91 年シューベルト国際ピアノコンクール第 1 位、93 年第 1 回ラフマニノフ国際ピアノコンクールで旧西側参加者 の中で唯一入賞を果たす。これまでに WDR ケルン放響、スイス・ロマンド管、南西ドイツ・フィル、N 響、読響等と共演。12 年 ボロディン弦楽四重奏団との公演は、朝日新聞で「とてつもないピアニスト」と絶賛される。独アウディーテより、グリーグ、チャ イコフスキー、ラフマニノフ、シューマン、シューベルトの CD をリリースし、いずれも高い評価を得る。14 年、みすず書房より初 の著書『ロシア・ピアニズムの贈り物』を出版。
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